アルバム・レビュー ROLAND KIRK『Volunteered Slavery』
こんにちはー
だいてんねんです
これからは僕が聴いたアルバムのレビューなんかも記事にしていきま す。
聴いてみて好きなアルバム、気に入らなかったアルバム、 関係なく率直に感想を伝えていきたいと思っています。
みなさんの新しい音楽との出会いになれば嬉しいです!
今回は僕が敬愛しているジャズミュージシャン Rahsaan Roland Kirkの『Volunteered Slavery』
ROLAND KIRK大好きです!
僕がフルートを始めるキッカケになったアーティストです。
彼に関しては書きたい事がいっぱいいっぱいありまくるんですが、 それは別で記事にしたいと思ってます。
今回は純粋にアルバムのレビューを。
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目次
アルバム概要
彼が 1969年、34歳ごろに発表したアルバムです。
1枚にスタジオ録音とライブ録音が収録されてます。
レコードでいうサイド1がスタジオ録音、サイド2がライブ録音です。
このアルバムでRoland Kirkは様々な楽器を操っています。
印象
このアルバム一言で表すとROLAND KIRKワールド全開です!
彼は一応ジャズとしてカテゴライズされていますが、 作品はジャズ、ロック、ファンク、ブギ、 なんでもありの音楽です。
僕としてはロックミュージシャンだと思っているんですが、 そのイメージを決定付けられたアルバムです。
彼の強力すぎる個性、サックス同時吹き、 フルートを吹きながら一緒に歌う、 鼻でリコーダーを吹くなどが聴けます。
彼のすごいところはその一見キワモノな奏法が、不自然さがなく、 その楽曲に必要な要素としてとても自然に楽曲に活かされているんです。
1曲目のタイトル曲「Volunteered Slavery」ではタンバリンの軽快なリズムにサックスを乗せ、 コーラスが盛り上げながらアドリブに突入。
同時吹きを交えながらテーマをみんなで演奏。 最後まで突っ走ります。
この一曲で彼の音楽に心をガッシリ掴まれました。
音楽の楽しさがギッシリ詰まってます。
3曲目「My Cherie Amour」ではフルートが響きます。
1周テーマが演奏され、2周目からアドリブ。
このフルートの演奏最高です。
最高です。
彼は心から音楽を楽しんでいますよね。
5曲目の「I Say a Little Prayer」は今回の『オススメの一曲』。
6曲目からはライブ音源になります。
「One Ton」と「Three for the Festival」ではフルートソロが炸裂。
こんな風に吹けたらどんなに人生楽しいか
!
ライブの興奮をそのままにアルバムは終焉を迎えます。
オススメの1曲
アルバムの中でオススメの1曲をむりやり決めて紹介します。
今回は5曲目「I Say a Little Prayer」
バカラック作のこの曲を彼らしいアレンジで演奏しています。
もはやこれはジャズじゃないですね。
あえて名付けるなら爆音管弦楽演奏会!
エネルギーに満ち溢れてます。
バンドメンバー全員が彼を信頼し、 彼もバンドメンバー全員を信頼している上での爆発的な演奏。
羨ましい。
こんな演奏をしてみたい。
この演奏が僕的理想の音楽です。
まとめ
実は僕が初めて買ったジャズのCDがこのアルバムでした。
おかげで僕のジャズ観はこのアルバムがベースになっているため、 いろんなジャズミュージシャンと話していてもなかなか分かり合え ないことが多いです。
アルバムとしては前述の通りスタジオ、 ライブが混在していますが、不思議な統一感があります。
文句なしの名盤です。
ぜひみなさん1度聴いてみてください。
ROLAND KIRKを聴き始めにも最適な1枚だと思います!
ではまた〜
CDはこちらから↓
- アーティスト: Rahsaan Roland Kirk
- 出版社/メーカー: Rhino/Wea UK
- 発売日: 2010/12/28
- メディア: CD
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