だいてんねん ~月5,000円のミュージックライフ~

音楽、楽器、モノづくりが好きな20代後半既婚子持ちサラリーマン(男)が、月5,000円のお小遣いでエンジョイするミュージックライフを綴ります。

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アルバム・レビュー 鈴木慶一『シーシック・セイラーズ登場!』

こんにちは
 
いとう(@daitennen5)です。
 
今回のアルバムレビューは鈴木慶一『シーシック・セイラーズ登場!』です!

シーシック・セイラーズ登場!

 

僕は今まで鈴木慶一氏がなんとな~~~く気になっていました。

なぜかというと音楽やってる人だいたいムーンライダース好きじゃないですか?

僕も東京ゴッドファーザーズって映画を見たときにエンディングで流れた『第九』のカヴァーが衝撃的で震えました。

 

 (この映画自体も面白い!)

すべての音が生き生きとしたアレンジと、どうにもならない退廃的な歌詞が強烈で今でもよくYoutubeで聴きます。こんな音世界を僕も作ってみたいと思わされました。(CDがほしいんですがなかなか中古で出回ってないんですよねえ)

 

それからムーンライダースが気になり、何度かCDを聴いてみたりはしたんですけど、他の曲はいまいちピンとこなかったんです。

 

まあそのうち好きになるかなと思いながら何年も過ぎたのですが、最近ふとAmazon Musicムーンライダースを検索してみました。

アルバムが2枚ぐらいしか出てこなくて、関連で鈴木慶一氏のこのアルバムが出てきました。

少し気になったので全く予備知識なしで聴いてみたんですがいいアルバムだった!

 

それではお付き合いくださーい。

 
 
目次
 

アルバム概要

 2009年発表の作品。ムーンライダーズ鈴木慶一のソロアルバム。
プロデュースは曽我部恵一
前作『ヘイト船長とラヴ航海士』(日本レコード大賞アルバム賞受賞)、次作『ヘイト船長回顧録』と合わせてヘイト船長3部作として知られています。
架空のラジオ放送という設定のコンセプトアルバム。
主人公のヘイト船長とその仲間たち『シーシック・セイラーズ』の物語です。
ブックレットにはいろいろ書いてあるらしいのですが、僕はAmazon Musicで聴いたため確認できず。(こういうところはCD買わないと味わえないですね)
悔しい。金くれ。
前作は曽我部氏と2人での作業だったようですが今作では様々なミュージシャンが参加していて、リラックスした穏やかな演奏になっています。

 

収録曲レビュー

 

1.シーシック放送開始

はじまりはじまり〜〜って感じ。

 

2.東京5001

フワフワした小曲。

右で鳴っているカリンバマリンバ?がいい音してますね。

いつまでもトーキョートーキョー言ってます。

 

3.不戦戦艦シーシック号

このアルバムのテーマソング的な曲でしょうか。

イントロがめちゃサニーデイサービスみたいです。オルガンのせいかな。

曲自体はムーンライダーズっぽいですね。

とても心地いいメロディ。 

 

楽器の音がとてもきれいに響いていて、ミックスもカッコいい。

鈴木慶一氏の歌も彼独特のダルそうな歌い方がキマってます。

 

シーシック・セイラーズが乗り込む船の紹介ソングですが、チャレンジし続ける人生を名前を変えては動き続ける戦艦に例えているようで励まされます。

 

かっこいいですね。

 

 

4.Da Da Da

 ちょっとジャジーな曲。

メロディも演奏も大人っぽくて好きです。

女性ヴォーカルも気持ちいい。

歌詞は物語に直接関係なさそうです。

 

 

5.我が名はバーン

格闘王『バーン』の歌。

誰ですか?って感じですが。

シンプルなロックですね。

歌にクセがありすぎです。鈴木さん尖ってますね。

 

 

 

6.ワイノーズ社「Indy」 CM キャンペーン編

ラジオ放送の合間に入るCMです。

本当のCMっぽいですが、結局どんな商品かはわかりりません。

こういうの僕も作りたいなあ。

 

 

7.スクラップ環礁(廃艦第5号環礁)

上記CMからのこの曲への流れはとてもきれいです。

グルーヴを感じるファンキーな演奏。

歌は何言ってるかよくわかんないです。

歌詞カードが欲しい。

 

8.シーシック放送、再び

ラジオのジングル的なやつ。

 

9.水の中のRADIO

メロウなスローバラード。

この曲好きだなあ。

歌のメロディやハモリがきれいだしアレンジもアコーディオンの音やアコギの音が雰囲気を作ってますね。

 

10.組曲、かつて上港と呼ばれた港~格闘王バーン・ベノワ~

 格闘王『バーン・ベノワ』の紹介ソング。

不思議な構成の曲です。

 

 

11.Chic Piratesよ、永遠なれ

ポップなメロディが心地よい曲。

バンドメンバーもボーカルをとっています。 歌が上手な人もギリギリな人もいて面白いです。

アルバムの中で一番明るい曲で、ほっこりさせてくれます。

 

12.悲しきタンバリン

どこか懐かしいミディアムナンバー。

アコースティック楽器主体のアレンジが素朴でかわいいです。

歌メロが素晴らしいですね。

 

 

13.愛の瞬間

音の悪い古いレゲエレコードのような曲。

ボーカルのエフェクトいらない気もしますが。2番になると過剰になるのが面白いです。

ベースがレゲエですね。

カッコイイ。

 

 

14.組曲、僕は・・・・.0~51世紀最初の恋の歌

ダウナーな曲。

前半はチェロ?がひたすら響くなか女性ボーカルが歌い、その後はまた展開していきます。

 

 

 

15.シーシック放送は永遠か?

ジングル。

 

16.ワイノーズ社「Indy」 CM 求人編

CMです。

 

 

17.物恋うWaltz

アコギ、マンドリンアコーディオンのバッキングに這いつくばるようなボーカル。

重苦しくズルズルと曲が進行していきますが、歌メロがいいんです。後半に向かうこどに盛り上がるアレンジはさすが。

この曲はアルバムの終焉が近づいていることを感じさせますね。

 

18.FMとAMのゴースト

前曲が重かったのに対し、いきなりポップに軽くなります。

前半の不思議な曲調から最後に繰り返しのコーラスをもってくる展開がお見事です。ドラムの音も変化をつけたり細かなこだわりが感じられます。

 

19.放送終了

素晴らしいセリフと素晴らしいバックミュージック。

さよなら〜

 

 

1番好きな曲

 9.水の中のRADIO
歌メロが好きです。
アレンジも素敵。
やっぱり生楽器はいいですね。
 
 

まとめ

全体を通して聴きごたえのあるアルバムでした。

僕のツボをおさえた重すぎず軽すぎずのサウンドなので聴いてるだけで心地よいです。

さらに聴きこめばもっと好きになりそうなアルバムです。

 

今回のアルバム、一曲ずつレビューするのが難しかったです。

感じたことが上手く言語化できずにわけわからないレビューになってしまいました。すいません。

 

このアルバムを聴いてから前作『ヘイト船長とラヴ航海士』を聴きましたが少し難解でした。もう少し聴きこんでみます。

次作の『ヘイト船長回顧録』も評判がいいみたいなので聴いてみます。

 

あとやっぱり鈴木慶一氏はすごいですね。

いま改めてムーンライダーズのいろんな曲を聴いているんですがハマりそうです。

歌のメロディや歌詞がとてもノスタルジックな感覚にさせてくれます。

他のメンバーが作っている曲も好きなので、もっと深く掘り下げられそうです。

 特に岡田徹氏の曲が好きっぽいです。

またレビューしてみま~す。

 

ではまた~

 

 

 

 

CDはこちらから↓

シーシック・セイラーズ登場!

シーシック・セイラーズ登場!

 

 

 

 

その他アルバム・レビューはこちらから↓

daitennen-life.hatenablog.com

 

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