だいてんねん ~月5,000円のミュージックライフ~

音楽、楽器、モノづくりが好きな20代後半既婚子持ちサラリーマン(男)が、月5,000円のお小遣いでエンジョイするミュージックライフを綴ります。

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読書感想文『宝島』ロバート・ルイス・スティーブンソン(坂井晴彦 訳)

 

こんにちは
 
いとう(@daitennen5)です。
 
今回の読書感想文は『宝島』ロバート・ルイス・スティーブンソン(坂井 晴彦 訳)です!

宝島 (福音館文庫 古典童話)

 
 
嫁さんが図書館に行くというのでいつもの名作コーナーからテキトーに借りてきて〜と、お願いした結果、この結構ぶ厚い物語を選んでくれました。
嫁さん自身も読んだことがないため、本当になんとなくフィーリングで選んでくれたそうです。
正直僕は冒険モノとか全くといっていいほど興味がないので、嫁さんがこの本を借りてきた時すごい微妙なリアクションをしてしまいましたが、読んでみるとさすが名作と言われるだけありました!
 

それではお付き合いくださーい。

 
 
目次
 

概要

僕は詳しくは知らないのですがとても有名な物語のようです。

1883年に、それまで子供向け雑誌『Young Folks』誌上にて、1881年から1882年にかけて連載されていたものを一冊にまとめたものが出版された。 
1883年って何年前?
 
伝統的には教養小説として捉えられているが、登場する人物やアクション要素の多彩さから冒険小説として知られている。特に海賊ジョン・シルバーの不道徳な挙動は児童文学としては珍しい。
個性豊かな登場人物たちの活躍も魅力の一つとして取り上げられることは多いようです。
 

あらすじ

とある港町で暮らす少年ジム・ホーキンス。
とある日彼の家族が経営するお店にちょっと変わったボロボロの海賊が1人居座るようになった。
ちゃんと宿代を払わないこの海賊には手を焼いていたがジムはなかなか刺激的な生活を楽しんでいた。
しばらくするとその海賊の昔の仲間が店に来て一悶着が起きる。そしていろんなことが起き、ジムはお宝がたくさん眠る『宝島』の地図を手に入れる。
冒険心に火がついたジムは町のお医者さんや、地主さんたちと一緒に地図に記された宝島を目指すことに。
果たしてジムはお宝をたくさん手に入れることができるのでしょうか!?
 

読書感想文

 

冒頭でも書きましたが僕は冒険物語にはあまり興味がなく、海賊などの男のロマン的なやつが苦手です。

『ONE PEICE』も 砂島?あたりでリタイアしていますし、『パイレーツ・オブ・カリビアン』も1つも観たことがありません。

今回『宝島』を読むにあたって「こんな子供っぽいやつ!」と舐めていましたがすこぶる面白くスティーブンソンさんごめんなさいという気持ちです。

やっぱり面白く感じたのは宝島に上陸してからのお宝をめぐる抗争。

ジム、地主さん、お医者さん、船長たちからなる『悪いことをせずに宝がほしいチーム』と、荒くれ海賊ジョン・シルバーたち反逆集団『悪いことをしてでも宝がたくさんほしいチーム』との攻防は手に汗握るものがあり、僕も通勤電車の中で興奮しました。

抗争をしながらも、白旗上げて交渉するときは手出しはしないなど正直そんなん通用するんか?なんて場面もあるんですが、そういう男気溢れるところがこの物語の魅力なんだと思います。

最近コンビニとかで時々青年誌を立ち読みしたりすると胸糞悪い漫画だらけでしんどいんですよね。そういうのを見るといつまでも心に残るからツラいです。こんな残酷な絵とかシーン、誰が喜ぶんだろうと思ってしまう物語が多く感じます。

それにくらべこの『宝島』はさっぱりしてますね。

 

裏切りだなんだはありますが明快なカラッとした場面が多く気持ちがいいです。ジョン・シルバーは味方になったり敵になったり味方になったり敵になったり最後は逃げたりします。でも彼は彼なりの信念に従っている印象をうけます。そういうところもなんか人間臭くていいキャラですね。

 

あとは主人公ジム・ホーキンスはなかなか勇気がある行動ばかりで笑えます。

乗っ取られた船を取り返すため1人こっそりと錨の綱を切っちゃうところなんか無謀&危険すぎてよくやるなあと思いました。

主人公の活躍っぷりが冒険ものの醍醐味なのかもしれないのですが自分だったらようやらんわとか無駄なこと考えながら読んでしまいました。

 

あとは登場人物みんなが危険を冒してでもお宝はほしいという考えなのがなんかハッピーですね。現代だとみんながみんなお宝を欲しがらないと思うんです。正直僕もお宝そんな欲しくないなあと思ってしまいます。

でもこの物語の男たちはみんなお宝は絶対ほしいんです。ボロボロの海賊が持ってた宝島の地図なんて信用できなくないですか?でも彼らは絶対宝島に行けばお宝にありつけると思っているわけです。

こういう単純で明確なところが今の僕にはとても響いてこの物語が面白かったと思えたところなのかもしれません。冒険もの意外といいですね!

でも『パイレーツ・オブ・カリビアン』はこれからも観ないと思う!

 

 

まとめ

 今回この『宝島』を読んで著者のロバート・ルイス・スティーブンソンさんが気になってきました。文章が面白いんでしょうね。物語に引き込まれました。
調べてみるとあの『ジキルとハイド』も彼の作品なのですね。
って言っても僕は『ジキルとハイド』読んだことがないので最近借りてきました!
読み終わったらまた感想文書きたいと思います!
 
とにかく『宝島』面白かったです。
読んだことがない方はぜひ読んでみてください!
 
 

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感想(1件)

 

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