だいてんねん ~月5,000円のミュージックライフ~

音楽、楽器、モノづくりが好きな20代後半既婚子持ちサラリーマン(男)が、月5,000円のお小遣いでエンジョイするミュージックライフを綴ります。

だいてんねん ~月5,000円のミュージックライフ~

音楽を楽しもう

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こんにちは。

 

いとう(@daitennen5)です。

 

今回は以前から感じていたことを書いていこうと思います。

特に楽器を演奏している方に読んでもらえたらうれしいです。

 

先日ピアノ教室の発表会を見に行きました。

4才の息子が半年ほど前から通っているピアノ教室が主催で、2年に1度ホールを借りて発表会を開いてくれます。

 

今年はちょうど発表会の年でうちの子もなんとか弾ける曲があるから演奏させてもらえました。

 

会場は500人ぐらいは入りそうな立派なホールで、教室に通っている3才から18才までの子供達が演奏します。

 

息子は最年少のためトップバッター。

短い童謡を2曲弾きました。

もちろん僕は泣きましたさ。

 

息子がピアノ教室に通って半年。 

家では僕がピアノの先生となり毎日ビシバシやっています。

 

、、、実際はめちゃ舐められてますがまあまあ言うことを聞いて練習してくれてまして、だんだんといろんな曲が弾けるようになっていくのを見守るのは楽しいし、嬉しいものです。

今回の発表会に向けてもたくさん一緒に練習しました。

 

そんな日々のせいもあると思いますが、息子が最初の曲を弾き始めた瞬間、ホールに響き渡った音たちにやられてしまいまして。

だんだんと胸が熱くなり泣きました。

本当に綺麗な音だったのです。

 

普段の練習では安いCASIOの電子ピアノを弾いているため、

生ピアノの響きに慣れていない僕がオーバーに感動しているのもあります。

でも息子の演奏からは確かに一生懸命な純粋な気持ちが伝わってきました。

 

うちの子、天才。 神童。

 

息子の後は同じぐらいのちっちゃい子から順番に演奏していき、もう何年もピアノをやっているような高校生までいろんな演奏を聴くことができました。

面白かったのが、高校生が弾くクラシックの名曲よりちっちゃい子が弾く童謡とか短い練習曲の方が聴いていて楽しい。

ということ。

 

理由は明確です。

みんな一生懸命だからです。

演奏を間違えないように、全神経を使ってピアノと向き合い集中しているのだと思います。

たとえその曲を知らなくても聴きたくなる。

気持ちが入っているから。

 

 

それに比べて中学生や高校生の演奏はつまらなかったのが正直なところです。

彼らはクラシック音楽を弾きました。

曲の難易度が高いです。

ミスなく止まらず一曲まるまる弾けている子はほとんどいませんでした。

でも失敗なんか関係ない部分で聴いていられずにイライラしてきます。

 

きっとピアノ以上にやらなきゃいけないこと、興味があること、悩んでいること、考えていることがたくさんあるのでしょう。

 

ピアノ(音楽)に対して向き合っていない(向き合えていない)のが伝わってきます。頭の中がピアノどころじゃないのがわかっちゃうんです。

今までたくさん練習してきたのかは知りませんが、本当にもったいないことだと思います。

1人も楽しそうにピアノを弾いてなかった。僕の何倍も上手なのに。すごい弾けるはずなのに。

かなりのモヤモヤです。

 

モヤモヤ演奏を聴いていたら、似たようなモヤモヤをいつも感じているなと思いました。

 

僕は高校の時からバンドをやっていて、いろんな人の演奏を聴く機会があります。

 

対バンの人を見てると

「こんな風にやっておけばお客さんはまあ喜ぶだろ」

「私、歌上手いでしょ。みんなとは違うのよ」

「まあこんな感じでもいいか。うまくできないし。」

残念ながらこんな風に考えているのが透けて見えるような人たちばっかりです。

(僕の受ける印象です)

プロでもそんな感じというか、プロのほうがひどい場合があります。

仕事としてダメな意味で割り切っている感じです。

そういうプロの演奏は本当につまらん!

(僕の個人的な感想です!)

 

まあ僕の音楽の趣味が若干ねじ曲がってるせいかもしれません。

僕下手くそな演奏が好きなんですよ。

綺麗にまとまった演奏ももちろんいいですけど、それよりも技術でカバーできない人たちがする気持ち先行型の熱い演奏が好きなんです。

 

以前あるライブで、その日が初ステージの女の子ボーカルバンドと対バンしました。

演奏したのはWNIMAとか浦島太郎のあの曲を三線弾きながら歌うよくある感じでした。僕は正直そういう音楽に全然興味がありません。普段は聴かないです。

ボーカルの子はめちゃくちゃ緊張してて、演奏も歌も間違えまくりの下手くそでした。

だけど聴いててめちゃ楽しかったんです。

紅白で見たWANIMAやMステでみた浦島太郎を完全に超えていました。

ほんとに良かった。

 

話を聞いたらその子はダンスなどのパフォーマンスはしたことがあっても、自分がメインボーカルで歌うのは初めてだそうで、MCでも「歌も演奏も聴かないでください」っていう面白いこと言っちゃうぐらい自信がなかったみたいです。

彼女の演奏がなんで僕の心に響いたかっていうと、ピアノ発表会の息子の演奏と同じで余裕なんて全くなく、ただ歌って演奏することに集中していたんだと思います。

 

このライブではいろんなバンドが出ましたが僕の中で一番心に残っている演奏はダントツで彼女のバンドです。

いいもん見たなあ〜と、いい思い出になってます。

 

何年も前に地元の浜松で見た大学生主催のライブでも同じことがありました。

その子たちも初ライブだったんですが、もうやりたいことが溢れでていて、でも下手くそで、でも表現したい!って熱がすごくて。

強烈に僕の心に残っています。

『のいず』ってバンドです。


のいず 静岡ロックンロールフェスティバル2017@フリーキーショウ 2017.06.24

ヒカシューと対バンしてる。すげー)

大学の先輩ヅラしてる他のバンドなんか話にならんぐらい良かったんですよ。

 

 

でもこんなことは稀です。

残念なことですが僕が今までみてきた演奏はモヤモヤするもののほうが多いです。

あきらかにやる気がない人とか、付き合いでやってるのかな~と思う人がとにかく多い。そういう人はもし一緒にバンドやったとしても練習をしてこないんです。曲を覚えてこなかったり、聴いてもこなかったり。

 

僕としてはわけわかんないんですよ。

「え?何がしたいの?」って感じです。「やりたくて来てるんだよね?これが普通?僕がうるさい?」っていつも思っています。

 

僕の場合は所属しているバンドに真剣に取り組めない、楽しめなくなったときはそのバンドをすぐやめるようにしています。(最善の努力はした上で)

メンバーが抜ければバンドが休止、解散することもありますが、やる気がないメンバーがいるとバンド内の空気がめちゃくちゃ悪くなっちゃいますから。

他のメンバーの時間を使って活動しているのにそんな態度は失礼ですし、演奏にも影響が出ます。

そんなしょうもないことになるよりも、すっきり解散したほうがいいと思っています。

 

こんな思考なんであまりやる気がないのに音楽やってる人の気持ちが全くわからないし、イライラします。

なによりも自分の時間がもったいないのになあ。

いろいろ事情があるんかなあ。って無理矢理納得しようとしてます。

 

 

とにかく音楽をやるうえで一番大事なのはハート(気持ち)なんです。

技術よりハートが100倍大事。

 

ハートがない演奏は本当に退屈です。

そんなのすぐお客さんに伝わります。伝わってます。

でも演奏が下手くそでも真剣に音楽と向き合えてる人のステージはカッコイイんです。絶対。

 

僕もそういうカッコイイ演奏だけをしていきたいし、聴きたい。

 

ピアノ発表会の学生たちも自分のやりたいことのために頑張ってほしい。

自分が夢中になれないものに貴重な10代を捧げずに無心で取り組めることが他にあるならそちらをやってほしい。

そのためには親に「ピアノやめたい!」って言わないといけないかもしれない。勇気もエネルギーも必要ですが言わなきゃ何も変わりません。今まで通りのつまらない演奏をダラダラ続けるのはあまりにつらい。

親がもっと子供の演奏から感じないといけないんですよね。

 

音楽は本当に素晴らしいんです。

僕は中学生の時に音楽に人生を変えられました。良かったのか悪かったのかっていったら絶対に良かった。

 

daitennen-life.hatenablog.com

 

 

僕の人格はロックやパンク、ファンクやその他いろんな音楽からメッセージを受けて形成されました。

奥さんとは音楽を通じて知り合いましたし、音楽に夢中にならなかったら今の僕も、めちゃくちゃかわいい息子もこの世にはいません。

 

たがら僕の息子にはイヤイヤ演奏をするようになってもらいたくないんです。

もし「ピアノやめたい!」って言いだしたらすぐやめさせます。他に夢中になれることがあるならそちらをやってほしいし、なければ一緒に探そうとおもいます。

音楽が嫌いになる前に音楽をやめさせます。自発的に音楽に興味を持てばまたやればいいんです。そのときに絶対ハマるから。音楽はそれぐらい力ありますから。

(今のところグズグズしつつもピアノが好きみたいです。それに同じ歌を毎日何回も歌いまくってるので音楽も好きみたいです。 U!S!A! U!S!A!)

 

今までバンド活動で感じていたことを、今回のピアノ発表会でも感じ、改めていろんな意味で音楽ってジャンルがないなあと思いました。

もしかしたら4才児の小さいホールでの童謡のピアノ演奏が、なあなあでやってるスタジアムロックコンサートより感動を与えることがあるかもしれないです。

 

偉そうなこと書きましたが僕の演奏も下手くそですし、雑念だらけですよ。

でも真剣に向き合っています。

これからも僕は息子の演奏に負けない様に一生懸命演奏していきたいと思います。

うまくいった!って自分で納得できるライブはなかなかできていないですが、なにか伝わるはずなので。

 

みなさんも音楽は120%真剣に楽しくやっていきましょう。

嫌になったらやめちゃえばいいんです。

やりたくなったらまたやればいい。

嫌な状態でやり続けるのが1番いけない。

だれかが苦しんでる音楽なんて誰も必要としてないですから。

 

勢いで書いたため めちゃくちゃな文章になっちゃいましたが、最後まで読んでいただきありがとうございました。

結局言いたいことは・・・

 

音楽を楽しみましょう!

それだけ!

 

以上です。

 

 

おしまい