だいてんねん ~月5,000円のミュージックライフ~

音楽、楽器、モノづくりが好きな20代後半既婚子持ちサラリーマン(男)が、月5,000円のお小遣いでエンジョイするミュージックライフを綴ります。

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読書感想文『ジーキル博士とハイド氏』ロバート・ルイス・スティーヴンソン(海保 真夫 訳)

こんにちは
 
いとう(@daitennen5)です。
 
今回の読書感想文はジーキル博士とハイド氏』ロバート・ルイス・スティーヴンソン(海保 真夫 訳)です!

ジーキル博士とハイド氏 (岩波少年文庫 (552))

 

ティーヴンソンさんの『宝島』を読みめちゃ面白いやんけ!と思った僕。

daitennen-life.hatenablog.com

 

作者の他の作品も気になり調べてみるとこの作品がすぐ出てきました。

超有名作品。しかし僕は読んだことがない。

 

てなわけで読みました!

 

それでは感想文お付き合いくださーい。

 
 
目次
 

概要

 ジーキル博士とハイド氏』(ジキルはかせとハイドし、原題:『ジキル博士とハイド氏の奇妙な事件』(The Strange Case of Dr. Jekyll and Mr. Hyde[1])は、ロバート・ルイス・スティーヴンソンの代表的な小説の1つ。1885年に執筆され、翌1886年1月出版。通称は「ジキルとハイド」。

正式には「ジキルとハイド」ではないんですね。勉強になった!

 

ティーヴンソンは、最初に書いた原稿を妻に批判されたことからこれを焼き捨て、新たに3日で書き直したという。彼自身は、最初に書いてから出版まで10週間以内で終わったと語っている。

ジキル博士とハイド氏 - Wikipedia

 奥さんにかなり言われたんでしょうね。焼いちゃったのも読んでみたかったです。

 

18世紀半ばのエジンバラの市議会議員で、石工ギルドの組合長をしていたウィリアム・ブロディー(William Brodie)がジキル博士のモデルとされる。 ウィリアム・ブロディーは昼間は実業家であったが、夜間は盗賊として18年間に数十件の盗みを働き、スコットランド間接税務局本部の襲撃計画が露見して1788年に処刑された人物であり、ロバート・ルイス・スティーヴンソンとウィリアム・ヘンリーは、この事件をもとに戯曲『組合長ブロディー、もしくは二重生活』を書き、『ジキル博士とハイド氏』を書く2年前の1884年にロンドンのプリンス劇場で初演している。

ジキル博士とハイド氏 - Wikipedia

いつの時代も世の中には悪いやつがいますね。

 

 

あらすじ

ロンドンで弁護士をしているアタスン。彼は親戚から胸糞の悪い話を聞く。
ある夜いやあ~な感じの男が道で少女と衝突してしまう。転んで泣く少女をその男は踏みつけその場を去ろうとする。少女の家族たちがその男を捕らえ謝罪をさせようとすると、男はアタスンと親戚がいつも散歩している通りにある薄気味の悪い家に入り、現金と小切手を用意してきた。
というお話。たしかにイヤな感じだ。
そしてアタスンは小切手に書かれた署名にビックリ。
そこに書かれていたのは彼の顧客でもあるジーキル博士の名前だった。
 
実はジーキル博士から不穏な遺言状を託されていたアタスンはそのいやあ~な感じの男 ハイドの正体を探ることにした。
 
 
ってお父さんが言ってたよ!!!
 

読書感想文

みなさん新しい本を読むとき裏表紙に書いてある文章って読みますか?あの本の内容がチラッと書いてあるやつ。僕はほとんど読まないんです。以前は本編を読む前に読んだりしていましたが、物語を楽しむうえで書いて欲しくないことが書いてあったりして、それが嫌だったので最近はなるベくその本を読み終わるまでは読まないようにしていました。今回の『ジーキル博士とハイド氏』も図書館で借りる際に裏表紙は見ずに借りてきたんですね。

有名な作品なので期待値MAXで読み始め、やっぱりスティーブンソンさんの書く物語は面白くどんどんハマっていくわけです。僕はこの物語の内容をほとんど知りませんでした。なのでハイドの正体も正確に知らなかったんです。そりゃあ多重人格の話ってことは知っていたのでなんとなくアイツなんだろうなあと思っていましたが、ハイドとアイツは体格が違うしなあ。どういうことなんだろう?と割とマジに考えていたんですよ。で、早く正体知りたいなあと思いながらもワクワクドキドキでじっくりと読み進めていました。

通勤電車の楽しみとして毎日読んで、さあ物語も中盤まで来たぞという時。僕は余計なことを考えちゃったんです。

 

そういえばこの本の裏表紙ってどんなことが書いてあるんだろう? 

 

って。

 

気になりだしたら止まらない性格の僕。なんとな~く裏表紙を読んでみたのです。

そこには、、、、、、、

 

 

ハイドの正体がバッチリと書かれていました。

 

 

チー――――――ン

 

 

あ~あ、やっちまった。やっちまった。やっちまったなあ。

その瞬間に僕の「ハイドの正体はなんなんだ!?」というワクワクは消え失せていました。

これは反則ですよ、岩波文庫さん。こんなこと裏表紙に書いちゃダメよ。ダメダメ。おっぱっぴー!!ですわ。ショックすぎてちょっと震えましたもん。

まあわかりますよ。岩波さん。すっげ―――有名ですもんねこの作品。まさかこんな有名な作品の内容知らないなんてヤツいないですよね!?

 

 

 

 

いるんですよね!ここにね!

 

 

 

まあ知ってしまったものはしょうがないです。これ以上グチグチ言う気はありません。逆に感謝致します。このことから自分の感想文を書く上でのスタンスを再確認できました。

 

僕はこのブログで読書感想文を書くときになるべくネタバレがないように書いています。それは読書感想文を書き始めたきっかけが横溝正史作品というミステリー小説だったので、ミステリー小説を紹介する文章で内容詳しく書いちゃダメでしょ。という考えからです。(ネタバレしてるやつもありますが)

 

例えばある方が自分が読んだ『本陣殺人事件』の他の人の感想が読みたいなあと思い、グーグルなどの検索からこのブログにたどり着いてもらったとします。

daitennen-life.hatenablog.com

 

僕が書いた物語の内容にほとんど触れていない謎の感想文を読んで

「なんじゃこりゃ?THE 駄文www 意味わからんわ。内容スッカスカwww」

と、ブラウザの戻るボタンを押そうとしますが、

「この人独特の感性で感想文を書かれてはるなあ。文章はみずみずしいところもあり、ところどころには知性も感じられて他の感想文も読みたなったわ。」

となるわけです。

そこでまだそのお方が読んだことがない本の感想文をなんとな~くクリックして読んだときにネタバレだらけだと、、、、、、、、嫌じゃないですか?まだ読んでないのに、その本の内容知っちゃったみたいな。虚無感。

 

ちょっとわかりにくいですか?僕の言いたいこと伝わってますか?

 

じゃあピコ太郎のアルバムレビューをきっかけにこのブログに来てくれた方がいるとします。

daitennen-life.hatenablog.com

 で、僕のしょうもないアルバム・レビューをなんとか乗り越えてもらった後にブラウザの戻るボタンを押そうとします。でも、

 「この人独特の感性でレビューを書かれてはるなあ。匂いが感じられる文章だし、ところどころには豪快さも感じられて他のも読みたなったわ。おっ?読書感想文なんて書いてはるやないの」

 となるわけです。

そこでまだそのお方が読んだことがない本の感想文をなんとな~くクリックして読んだときにネタバレだらけだと、、、、、、、、嫌じゃないですか?まだ読んでないのに、その本の内容知っちゃったみたいな。虚無感Ⅱ。

 

、、、、とにかく無駄なネタバレは無いように書いてきました。

どのようなスタンスで感想文を書くかだと思いますが、僕は「この人が紹介しているこの本を読んでみたいな!」と思ってもらえるようにこれからも『ネタバレ少なめ』『話盛り盛り』『夢マシマシ』で感想文を書いていきたいと思います。

(そもそも僕が書いているものが『読書感想文』ではなくて『読書紹介文』ではないか?とちょっと疑問が出てきました)

 

 

ちなみに今回の『ジーキル博士とハイド氏』でもっとも重要なことはハイドの正体ではなく、人間が秘めている2面性、それは誰もが持っていて、そしてどちらかが本物というわけではなくどちらも本物ということだと感じました。だからみんな上手いこと折り合いつけてやっていこうや!ってメッセージを僕は受け取った気がします。宇宙から。

 

原文を知らないのでなんとも言えませんが翻訳された文章もとても読みやすく、この不穏な物語に没入することができました。

 

まだお読みでない方は是非読んでみてください!

そして本編を読む前に

 

絶対裏表紙を読まないでください!

(ちなみにAmazonの商品ページにも裏表紙と同じ文章が掲載されているので注意!)

 

まとめ

ティーブンソンさんの小説めちゃ面白いです。
またほかの作品も読んでみたいと思います。
以前に感想文を書いた『あしながおじさん』にもスティーブンソンさんの名前が頻繁に登場するので、なんか僕がうれしくなっちゃいました。
有名だけど読んだことがない作品はまだまだいっぱいあるので今後の読書も楽しみです!
 
 

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感想(1件)

(こっちの裏表紙は大丈夫かも!?)
 
 

 

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